「台所育児」という言葉を耳にしたことはありますか?小さなお子様に台所でお手伝いをさせるのは、少し不安や手間を感じることもあるかもしれません。でも実は、台所育児を通じて得られる学びや喜びは、子どもだけでなく親にとっても大きなものです。
「何をさせたらいいの?」「いつから始めればいいの?」といった疑問や、「ついテレビを見せてしまって…」という罪悪感を抱える方にもぴったりの、「台所育児」のはじめ方や進め方をご紹介します。
「台所育児」とは?
台所育児とは、子どもと大人が一緒に台所で料理する育児法のひとつ。いろいろな発見や体験ができる料理は、子どもの食への興味や五感、達成感を高めたりと様々な良い効果があるといわれています。
忙しいパパ・ママこそおすすめ!
普段なかなか時間がとれないパパ・ママにとっても、台所育児を通して子どもとのコミュニケーションをとる貴重な時間につながります。
料理は目にみえる成果(=料理)があるので、短時間の簡単なお手伝いでも「一緒にやった!」という実感を親子で感じやすいです。もちろんパパ・ママに気持ちと時間の余裕があるときでOK。忙しいパパ・ママこそチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
「台所育児」のメリット
「台所は危なくてつい遠ざけてしまいがち…」 「忙しくて余裕がない…」 「子どもがめちゃくちゃに汚しそう…」など、チャレンジするにはなかなかハードルが高く思われる方も多いのではないでしょうか?ですが、「台所育児」にはお子様の成長を促すメリットがいっぱい!こちらでは4つメリットをご紹介いたします。
1.親子のコミュニケーションが増える
子どもと遊ぶ時間がなかなか取れない…というパパ・ママのお悩み解消にもぴったり。一緒に料理することで子どもとふれあうことができます。
2.食への興味がわく!自分で作ったものはいつもより食べてくれることが多い
普段は食べないお野菜を、自分で作ったら食べれた!など、作ることで食への興味を引き出します。また、ごはんを作る人の気持ちの理解や、食べてもらう喜びを知るきっかけにも。
3.子どもが役割をもつことで、達成感を味わえる
子どもに役割を任せることで、やり遂げた達成感や自己肯定感を高めます。進んでやりたい気持ちを応援します。
4.指先が器用になる
遊びの延長でこねこね・まぜまぜしてみたり、道具を使ってみたり…指先を使うことで脳の発達にもつながるそう。
【年齢別】はじめての「台所育児」にやりたいお手伝い
エジソンママが発信する「台所育児」のススメは、初めてチャレンジする方でも手軽にできるメニューや親子で楽しめるものばかり。火や包丁を使わないので、0歳ごろからできるお手伝いもあります。子どもの「やりたい!」という気持ちを尊重して、見守りながら何より楽しむことが大切です。
年齢別でチャレンジしたいお手伝いをあげてみました。
【0~1歳】触ったり、においをかいだり
お手伝いの一歩手前です。野菜や果物を近くで見たり、においをかいでみたり。ブツブツ・さらさら・冷たい・カチカチ・・など触感をたくさん体験できます。ベビーゲートからお料理しているパパ・ママをじっーと見ているのも、台所育児を身近に感じてもらえるきっかけになるはず!
- 野菜や果物を触ってみる、においをかぐ
- お料理中のパパ・ママをじっーと見る
- スイッチを押す
【1~2歳】食材をこねる、まぜる、ちぎる
おままごとや粘土遊びの延長で、様々なお手伝いができるようになってきます。火や調理器具を使わなくてもできるお手伝いはたくさんあります!少し危なっかしいところがあるかもしれませんが、大目に見守りながらやってみましょう。
- 野菜をちぎる、ヘタをとる
- 生地をまぜる、こねる、型抜きをする
- お米をグルグルまぜて研ぐ
- カップで水をそそぐ
【2~6歳】調理器具を使ってみる
手先が器用になってくるので、調理器具も使い始めてみても。カットに関しては、包丁以外にもハサミやスライサーを使ってみるのもいいですよね。お料理を作るところから、最後のお片付けまで役割はたくさん!できることが増えるととっても嬉しくなって、もっと進んでやってくれます。
- 盛り付ける、デコレーションする
- 調理器具で食材を切る
- ごはんをよそう
- 食器を洗ってお片付け
【6歳~】一人料理にチャレンジ!大人と同じことができる
簡単な料理は一人で作れるくらいの腕前に!大人も安心して見守ることができます。パパ・ママのかわりに料理を作ってくれたりすると、とっても助かりますね…!
- 焼く、煮るなど火を使って調理
- 電子レンジやオーブンを使う
- 一人で料理が作れる
おすすめの「台所育児」レシピ
親子で取り組める「台所育児」にぴったりなレシピをピックアップ!簡単にできるので、ぜひつくってみてくださいね。
美味しく食べるところまで一緒に楽しみましょう。
さいごに
はじめて「台所育児」を知った方も、今まで腰が重くてできなかった方もぜひ簡単なお手伝いから一緒にやってみませんか?親子の大切なコミュニケーションの時間として過ごしていただければ幸いです。