生後1ヶ月頃から沐浴を卒業し、赤ちゃんと一緒のお風呂が始まります。
うれしさもありつつ、誰もが不安を抱くお世話のひとつですね。
ましてやワンオペ育児の中でも「ワンオペお風呂」は特に大変です。
自社調査*したところ、なんと9割強のママ・パパが赤ちゃんとのお風呂に不安や悩みがあると回答されました。
また、3/4のご家庭がワンオペでお風呂の対応をしているそうなのです。
*2022年10月KJC調べ n=319
そこで、今回はワンオペ育児で赤ちゃんとお風呂に入る時の手順や注意点をご紹介します。
お風呂に入る前の準備
①お風呂上りに必要なものを準備する
- ・タオル(大判正方形バスタオル)
- ・子供用の着替え(着せる順に並べておく)
- ・おむつ
- ・スキンケアアイテム(保湿剤など)
- ・自分用の着替え
- ・綿棒
お風呂から上がってから慌てないように事前に準備しましょう。まず、お風呂上りの赤ちゃんが一時待機できるようマット等を脱衣所に置いておくと安心です。
②浴室内と脱衣所の室温調整をしておく
特に寒い季節の温度調整は重要です。しっかりと温めておきましょう。
お風呂に入る手順
①先に自分の髪や体を洗っておく
脱衣所に準備しておいたマット等に赤ちゃんを待機させて、まずはご自身の髪や体を先に洗いましょう。この時浴室のドアは少し開けて、赤ちゃんの様子が確認できるようにしておきましょう。
②赤ちゃんの体を洗う
少しぬるめのお湯で掛け湯をしてあげてから、湯舟に浸かって体を温めましょう。
洗い場でお風呂椅子に座ったらひざを立てて太ももの上に寝かせるように抱っこし、まずは顔や頭→お腹や背中→手足→最後にお尻やおまたを洗います。お尻やおまたはしっかり洗ってあげましょう。
弱めのシャワーで泡はしっかりと洗い流しましょう。
③湯舟に浸かる
もう一度湯舟に浸かって体を温めます。この時間は歌を歌ったりお話をしたりリラックスして楽しみましょう。
④お風呂から出たら
赤ちゃんが湯冷めをしないようすぐに体を拭いて、保湿剤などでスキンケアをしてから着替えの服を着せてあげます。ご自身も湯冷めしないようバスローブなどの羽織ものを準備しておくのもおすすめです。また、脱衣所が寒い場合は、暖かい場所に移動して着替えさせましょう。
ワンオペお風呂の注意点
①お風呂に入るタイミング
赤ちゃんの体調を確認しましょう。元気がない、お腹がすいている、食事直後の場合は控えましょう。
②お風呂の温度と時間
赤ちゃんに合わせて38~40度(夏場は38度位、冬場は40度位が適温)に設定しましょう。
赤ちゃんが浴室に入ってから出るまでの時間は15分くらいを目安にしましょう。
③赤ちゃんから目を離さない
浴室内は危険がいっぱいです。赤ちゃんから目を離した瞬間に事故につながる場合があります。
浴室内に赤ちゃんがいる場合は目を離さないようにしましょう。
また浴室で移動する際はしっかりと赤ちゃんの体を支え、転倒に注意しましょう。
④無理をしない
毎日のお世話で疲れて動けない、体調がよくない、そんな日もあります。無理は禁物です。
そんな日はお風呂はやめて、赤ちゃんの体を拭いてあげるだけでも十分です。
先輩ママ達の声
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◎ベビーモニターアプリを活用しました(Mさん 30代)
子供がお昼寝している隙に、周りの安全を確保してモニター監視しつつ自分が先にさっと入浴してました。そうすることで、後でゆったりと子供とお風呂に入れました。
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◎目や耳に水が入ったところでへっちゃらよ!助産師さんに言われて(Uさん 30代)
すご~く丁寧にガーゼとか使って洗っていた長男は、少し大きくなってから頭からシャワーを当てたら泣いちゃいました。助産師さんの言葉通り、神経質になりすぎないようにしていたらお風呂が好きになってましたね。
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◎バスローブが大活躍(Yさん 30代)
脱衣所にベビーチェアで子供に待機してもらい、お風呂のドアを開けて先に自分の体を洗い、終わったら子供を入れてました。お風呂上りに子供を先に拭いて服を着せてあげる時、自分用にさっと脱ぎ着できるバスローブが大活躍でした!
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◎小さめの浴槽が遊び場(Aさん 30代)
2歳差の子供達をワンオペお風呂でした。0歳の下の子を洗う時に2歳の上の子を浴槽で待たせるのが怖くて、ジャバラ折り畳み式の小さい浴槽を購入しました。今ではその浴槽が2人の遊び場です。
さいごに
ワンオペ育児のお風呂術、先輩ママ達の声がリアルで参考になります。まずは安全第一です。その中でママやパパの負担が少なく楽しい時間にしたいですよね。
お風呂で使える便利アイテムなども積極的に活用してみましょう。それぞれのご家庭や赤ちゃんに合った“我が家のベストスタイル”を見つけてみてください。