子どものお箸はいつから?開始時期とお箸の選び方~作業療法士アドバイス~

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コラム

はじめに お箸はいつから?

「お箸はいつから持たせたら良いの?」と悩むママは多いのではないでしょうか。
手づかみ食べから、フォークやスプーンを持ち始める頃、ママやパパの使っているお箸に興味を持って、自分も持ちたがるお子さまいらっしゃいますよね。
そんな時「フォークを上手く使えるようになってからでないとダメかしら」と戸惑う方もいらっしゃいます。お箸はいつから持たせると良いのでしょうか。

はじめに お箸はいつから?:子供にお箸やフォーク、スプーンを持たせるタイミングに悩むお母さん

はじめに お箸はいつから?:子供にお箸やフォーク、スプーンを持たせるタイミングに悩むお母さん

子どもが持ちたいと思った時がそのタイミング

私たちは、お箸は子どもが「持ちたいと思った時」が”はじめ時”だと考えます。
お箸を使ってみたい、自分でやりたい気持ちを後押しすることによって”お箸でご飯”が好きになるチャンスです。2歳前でチャレンジしたお子さまは、最初は上手く持てないかもしれません。
そんな時は握り箸・刺し箸でも構いません。まずは「お箸を持てたね~」と褒めてあげてください。
”自分のお箸を持てた喜び”を味わうことも大切です。上手く持てない時は、スプーンやフォークを使ったり、手づかみで食べたりもオッケーです。
”やりたい”気持ちがある時に始めることで、自らすすんで取り組む姿勢も身につきます。

子どもが持ちたいと思った時がそのタイミング:エジソンのお箸mini(一歳半〜)で食事をしている女の子

はじめてのお箸の選び方

さて、はじめてのお箸はどんなお箸を選んだら良いでしょうか。
お箸の長さは、手の大きさが目安となります。
“ひとあたはん”といって、親指とひとさし指を直角にした時の長さの1.5倍を目安とします。

はじめてのお箸の選び方:ひとあたはん × 1.5 = ちょうどいいおはしの長さ

手指の発達度合いも大切な目安です。個人差がありますが、練習用のお箸などは、商品の案内に月齢の目安がありますので参考にしてみてください。

2歳前~3歳位であれば、リングや補助がついているサポート箸を活用してみましょう。口頭で詳しく伝えなくても、指の位置や動かし方が分かりやすいのが特徴です。
また、箸先が食べ物をつまみやすく工夫されているものもあります。使いやすく”できた”体験ができますね。

はじめてのお箸の選び方:エジソンのお箸mini(1歳半〜)で食事をしている赤ちゃん

4~5歳くらいになってくると、手指の発達が進んできます。
いきなり普通のお箸から始めると、なかなか習得できない場合があります。リングや補助の部分が少ないタイプのサポート箸で指の位置や動かし方を覚えてから、普通のお箸に移行していくのがおすすめです。

はじめてのお箸の選び方:エジソンのお箸KID'S(入園~小学校低学年まで)で食事をしている男の子

お箸を持たせる時に気を付けたいこと

はじめてのお箸が大成功したら、その後が大切です。
お箸を持つコツは「あせらず、ゆっくり、じっくり」なんです。
練習箸からできるだけ早く普通の箸に移行しようとして、なかなか上手くいかない、というお話を聞くことがあります。
お子さまの手指が発達して準備が整えば、自然と普通のお箸に移行できます。上手くいかない時は補助箸をゆっくりじっくり使いましょう。
急がば回れ、お子さまがお箸でご飯が楽しく食べられることが一番大切です。

また、6歳以降で普通のお箸を使っているけれど、なんだか持ち方がおかしい・・・。そんな時は、正しい持ち方が分かるサポート箸を使ってみることもおすすめです。手指の発達は十分ですので、正しい持ち方・動かし方・コツを手が覚えれば、普通のお箸をきれいに持てるようになります。

箸を上手に使えるようになるコツ【作業療法士さんに教えていただきました】

トレーニング箸に慣れた後に普通のお箸にチャレンジするタイミングは、どう考えたら良いでしょうか。手先に限らず子どもは階段状に少しずつ成長していきます。
そこで、作業療法士さんに「よりスムーズにお箸が持てるようになるタイミング」と「発達を促す遊び」を聞いちゃいました。

普通のお箸チャレンジ目安

・手でグー、チョキ、パーのポーズがつくれる
・「OK」のジェスチャーができる(親指と人差し指の指先を合わせて丸形をつくれる)

箸を上手に使えるようになるコツ【作業療法士さんに教えていただきました】:OKのジェスチャー

・鉛筆やスプーン・フォークなどを三指(親指・人差し指・中指)で持つことができる

箸を上手に使えるようになるコツ【作業療法士さんに教えていただきました】:鉛筆を持つ手の形

手指の発達以外でも、非利き手でお皿を持つことができるとスムーズです。
最初は、挟みやすい食材から(一口サイズのハンバーグ等)から始めましょう。

また、手先を上手に使うためには正しい姿勢で座ることが大切なので、椅子は高さや奥行きなどお子さまの体格に合ったものが準備できると理想的です。椅子にひと工夫するのもいいですね。(例:足が浮いている場合は足台を使う等)

うまくいかなくて、本人がイライラしてしまう時は、練習用箸やスプーンなどを適宜、使用してかまいません。

子どもは遊びを通じて成長していきます。親子で以下のような遊びをするのもいいですね。

お箸操作の上達のためにできる遊び

・「グーチョキパーで何つくろう?♪」等の手遊び歌
・粘土あそび 粘土をこねる動き

箸を上手に使えるようになるコツ【作業療法士さんに教えていただきました】:粘土をこねる動き

・鉄棒(つばめのポーズやぶら下がり)や手押し車などの身体遊びをする

 

まとめ

いかがでしたか。お箸を持ち始めるタイミングは個人差があります。急がず焦らず、食事を楽しむことをベースに考えていただければうれしいです。

エジソンのお箸シリーズ

エジソンのお箸は、早い段階では1歳半頃から、2歳~就学前、入園~小学校低学年、さらには大人用まで幅広いラインナップをご用意しています。

エジソンのお箸シリーズ

お箸に興味を持ち始めた小さなお子さまが気軽に使えるタイプから、普通のお箸デビューへの準備、きれいなお箸づかいを目指した大人用など、様々なステージ・ニーズに対応できる品揃えです。きっと、お子さまやご自分に合ったお箸を見つけられると思います。

エジソンのお箸シリーズ:家族で食卓を囲んでいる様子

エジソンのお箸シリーズの紹介ページはこちら

【どれを使う?お箸デビューにぴったり!エジソンのお箸® ~商品紹介編~】


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