【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第2回~

コラム

第1回では、一般社団法人歯並び育児®協会/足育アドバイザー®の増田さより先生が、<足は体の土台であることや、「感じる力」の入り口であること、そして幼児期が足育のいちばん大切な時期>とおっしゃっていましたね。
今回は、「日常生活の中でできる足育の関わり方」と、「足から見えてくる子どものサイン」について教えていただきました。

【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第1回~
増田 さより先生一般社団法人歯並び育児®協会認定講師/足育アドバイザー®
子どものスポーツ指導に25年携わる中で、近年の子どもたちの身体の使い方に変化を感じ、「体の土台づくり」の重要性に注目。現在は歯並び育児®講座の認定講師に加え、スポーツトレーナー・赤ちゃん体幹トレーナー・足育アドバイザー®として活動。赤ちゃん期の体の発達が一生の姿勢やお口の使い方、歯並びにまでつながる—その大切さを多くの方に届けたいという想いで取り組んでいる。

足は、子どもの状態を教えてくれる

子どもの足や動きには、今の体の状態や育ちの段階が表れています。子どもがよく転ぶ、すぐ疲れてしまう、立っているときや座っているときに姿勢が崩れやすい。
こうした様子を見て、「うちの子、大丈夫かな?」と心配になることもあるかもしれません。
【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第2回~
でも、それは「できていない」というサインではなく、今どこが育ち途中なのかを教えてくれているサインとも考えられます。
足の使い方や、足裏の感覚がまだ十分に育っていないと、体は安定しにくくなります。
足は、言葉を話さなくても、体の状態を静かに伝えてくれているのです。

靴は「足を育てる道具」

足は、体を支える土台です。家でいえば基礎の部分。基礎がしっかりしていれば、家全体は安定します。足も同じで、土台が安定していると、姿勢が整い、体を無理なく使えるようになります。
反対に、足の土台が不安定なまま成長していくと、姿勢が崩れやすくなり、疲れやすさや動きにくさにつながることがあります。
それが成長後、肩や腰の不調として表れるケースも少なくありません。さらに、体のバランスは顎の位置や噛みしめ方にも影響し、気付かないうちに歯並びに影響していくことがあります。足は体の末端ではなく、全身とつながる重要なスタート地点なのです。

選ぶポイントは
  • 1.ベルトで靴幅のフィット調整ができるもの
  • 2.中敷が取り出せて、足と靴のサイズのチェックができるもの
  • 3.足の長さにあった適切なサイズのもの
  • 4.足の指を圧迫しない形のもの
  • 5.靴底が足の指の付け根で適度に曲がるもの
  • 6.踵の骨を支えるための芯があるもの

そして、大切なのは、足の動きを邪魔しないこと。

【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第2回~
これらを意識するだけで、足はずっと使いやすくなります。
完璧な一足を探そうとしなくても大丈夫です。
その子の足に、より合いやすいものを選ぶ。それだけで十分、足育につながっています。
また、高価な靴を履けば良い訳ではありません。本当にその子にその靴があっているか?歩きの邪魔になっていないかを見る必要があります。

履き方・脱ぎ方も、立派な足育

実はどんなに良い靴でも、履き方が雑だと、足の本来の働きは十分に発揮されません。

  • 椅子に座って履く(座って)
  • 踵を合わせる(かかと トントン)
  • ベルトを締める(ベルトはギュー)

このひと手間が、歩きやすさと足の安定感を大きく変えます。
【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第2回~
また、脱ぐときにベルトを外してから脱ぐ習慣をつけると、次に履くときも自然ときちんと履けるようになります。
こうした小さな積み重ねが、足を大切に使う感覚を育てていきます。
そして忘れてはいけないのが、大人が見本になること。ママ・パパ自身が、足と靴がしっかりフィットしたときの心地よさを体感することで、その感覚は自然と子どもにも伝わります。

外遊びは「感じる力」を育てる時間

【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第2回~
鬼ごっこ、ジャンプ、坂道、でこぼこ道、山登り、木登り。外遊びは、足の筋力だけでなく、足裏のセンサーをたくさん使う時間でもあります。最近は、公園の遊具が減り、体を思いきり使う遊びの機会が少なくなっています。だからこそ、「外に出て遊ぶ」「少し歩いてみる」ことが、足育の大切な一歩になります。
足育では、「年齢×1km」歩けると良いとも言われますが、距離にこだわる必要はありません。今日はここまで、今日は少しだけ。その積み重ねで、足は確実に育っていきます。

家の中でできる足育あそび

外に出られない日でも、足育はできます。

  • 足指じゃんけん
  • タオルや新聞紙を足指でつかむ遊び
  • 背伸びをしながら壁タッチ
  • パパ、ママの身体の不安定なところでバランスをとる

こうした遊びは、楽しみながら足指を使い、アーチの形成や感覚の発達を助けてくれます。「遊びながらできる」ことが、幼児期の足育のいちばんのポイントです。

まとめ:足育は「ちゃんとやらなくていい」

足育は、特別なことをするものではありません。日常の中で、感じる・動く・遊ぶ。それを大切にするだけで、足はちゃんと育っていきます。

  • 裸足で過ごす時間
  • 足に合った靴
  • 正しい履き方・脱ぎ方
  • 親子で体を動かす時間

その一つひとつが、子どもの未来を支える力になります。「その子がその子らしく」動き、感じ、成長していけるように。毎日の足元から、育てていきましょう。
【足育アドバイザーが伝える】幼児期からはじめたい「足育」~第2回~


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