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歯がためはいつから?効果・選び方と注意点【歯科医監修】

コラム

歯がためはいつから?効果・選び方と注意点【歯科医監修】01

はじめに

歯がためとは

歯の生え始める頃の赤ちゃんは、歯ぐきのムズムズを感じ、機嫌が悪くなることがあります。
歯がためは、デコボコの形状を噛むことでむずがゆさを解消させる効果があり、赤ちゃんの機嫌が良くなったり、夜泣きがおさまったりすることがあります。

歯がためはいつから?効果・選び方と注意点【歯科医監修】02

いつから?

一般的に赤ちゃんの歯は生後6ヶ月ごろに生えてきます。早い子で3ヶ月ごろから生える子もいますので、歯がためは3ヶ月ごろから使えるものが多いです。早めに準備して、よだれが増えたり、ぐずりが増えたら手渡してみましょう。
実は、歯がためには歯が生える時のムズムズを和らげる以外の効果があります。
そこで今回は、歯がためのうれしい効果について3つご紹介します。

歯がためのうれしい効果

①歯ぐきの血行促進で健康な歯肉や歯を育てる

歯がためなどある程度の硬さのものを噛むことにより、歯ぐきに刺激を与え血行を促進し、健康な歯肉や歯を育てる基礎づくりになります。
また、赤ちゃんを悪い菌やウイルスから守ってくれる唾液分泌の促進にもつながります。
健康な歯のために、歯がためを噛んで歯ぐきを適度に刺激しましょう。

②口唇や舌を育てて「お口ポカン」を防ぐ

近年、お口がポカンと開いたままのお子さまが増えています。
舌の力が弱いことで舌の位置が下がり、口が開きやすくなり、口呼吸の癖がつくことがあります。口呼吸には、虫歯や歯周病になりやすい、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる、歯並びが悪くなる原因に繋がりやすいといったデメリットがあります。
歯がためを噛む動きの中で、乳児期から舌の筋肉が鍛えられ、鼻呼吸をする癖づけが期待できます。

③口を動かすことで発声・発語、食べる力を育てる

歯がためで口を動かすことで、舌だけでなく、口や唇・口周りの筋肉の発達も促します。
それらの筋肉の発達は、発語や正しい発音に重要な役割を果たし、また食べ物を噛む力や飲み込む力にも影響を与えます。
積極的に口を動かすことで、発声・発語、食べる力を育てることが期待できます。

歯がための選び方

①のど突きやケガのしにくい素材、形状

口の奥に入りすぎない形状や、顔などに当たってしまった時にケガしにくい素材、形状のものを選びましょう。

②安心安全の素材

高い安全性、耐久性からベビー用品によく使われているシリコーンゴム製の歯がためがおすすめです。

③お手入れ簡単

歯がためは赤ちゃんの口に入れるものなので、常に清潔にしておきましょう。
煮沸やレンジ消毒、薬液消毒などで、簡単にお手入れできるものが便利です。

歯がためを使う際の注意点

①必ず見守る

歯がためを使う時は、必ず大人がそばで見守りましょう。ケガをしにくいものを選ぶのはもちろんですが、赤ちゃんは思わぬ動きをして、ケガをする恐れがあるので注意しましょう。

②赤ちゃんのタイミングで使う

赤ちゃんが欲しがるタイミングで大丈夫です。歯がためを欲しがる時期は、見守りながら赤ちゃんのペースに合わせて使わせてあげましょう。

③こまめにお手入れする

赤ちゃんの口に入れて使うものなので、常に清潔にしておきましょう。
メーカーが推奨している方法を確認し、正しくお手入れしましょう。

まとめ

歯がためは、赤ちゃんの歯の生え始めのむずがゆさや不快感を和らげる効果があります。生え始めた歯を支える土台となっていく歯ぐきも丈夫にします。また、鼻呼吸を促したり発声・発語、食べる力を育てたりする口や唇・舌・口周りの筋肉を鍛えてくれます。
乳児期から歯がためで口育してみませんか。

監修者

コラム筆者アイコン
清水百合先生
  • 日本元気キレイ医歯学研究所 代表
  • 六本木しみず歯科 院長
  • (一社)オーラルビューティフード協会 代表理事
歯科医師で料理食育研究家、アーティストとしても長年活躍し、臨床治療に五感・衣食住全般のアドバイスを加えたトータルヘルシービューティな予防医療を目指す。複数の医療学会や団体の常任理事、さらに食品やコスメ、健康医療分野の企業の商品開発や企画の監修、顧問等も多数務める。 学会講演や歯科業界内外でのセミナー講師、クリニックや店舗のプロデュース、著名人達とのトークショー出演やMC等、TV・ラジオ等メディア出演、著書、コラム執筆など幅広く活躍。

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