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赤ちゃんは常に乾燥肌?保湿のベストタイミングは?小児科医が薦める保湿クリームの特徴と塗り方

コラム
赤ちゃんは常に乾燥肌?保湿のベストタイミングは?小児科医が薦める保湿クリームの特徴と塗り方

前回は赤ちゃんの乾燥や肌荒れに悩むママ・パパに向けて「知っておくべき乳児の肌荒れとスキンケアの関係」をご紹介いたしました。肌荒れとスキンケアには意外な関係性がありましたね。今回は実際に保湿を行うにあたり「保湿をするタイミングや保湿クリームの特徴や塗り方」をご紹介いたします。

ベストタイミングは? 保湿は入浴後すぐが効果的!

スキンケアを行うタイミングはいつがよいのでしょうか。

実は、「入浴後の清潔な状態の肌」が最も適したタイミングといわれています!なぜなら、入浴後は肌の汚れと同時に、必要な皮脂やうるおいを保つ成分も洗い流され、肌が乾燥しやすくなってしまいます。さらに時間が経てば経つほど乾燥してしまうので、乾燥する前にしっかりと保湿するのが大切なのです。

赤ちゃんの肌は大人よりも乾燥しやすいので、入浴後だけではなく「朝のお着替え」「お出かけの前後」「おむつ替え」など定期的に保湿してあげたいですよね。また、赤ちゃんの肌は冬だけでなく、意外と年中乾燥しています。特定の期間だけ塗るのではなく、一年中保湿を忘れないことが重要です。

ベストタイミングは? 保湿は入浴後すぐが効果的!

小児科医もおすすめする保湿クリームの特徴って?

子どもの肌を乾燥から守るには以下の特徴がある保湿クリームがおすすめです。

肌を乾燥から守るには、保湿する必要があります。保湿剤には大きく分けて二つの種類があり、エモリエントとモイスチャライザーです。エモリエントは、皮膚の表面を覆い保護することで、角質の中の水分を閉じ込め保湿するもので、ワセリンやオイルなどがこれになります。モイスチャライザーは、角質内の水分を保持するもので、ヘパリン製剤やセラミドが含まれるものになります。

大事なことは、継続して毎日使い続けること。赤ちゃんと家族にとって、楽しく続けられるものが見つかると良いですね。

保湿クリームの効果的な塗り方

保湿クリームは1回の使用量を取り、顔に塗る場合​は口周りや頬を中心に、おでこ・右頬・左頬などに数か所へ付けてから顔全体に広げるように塗りましょう。身体の場合も同様に保湿クリームを点在させ、手のひらで広げます。指と指の間や手首や足首に塗るのも忘れずに。

保湿クリームの効果的な塗り方

まとめ

赤ちゃんの肌は大人よりも乾燥しやすいので、入浴後だけではなく定期的にケアしましょう。一年中保湿を行えば皮膚トラブルも怖くないかもしれませんね。保湿クリームは毎日使うものだからこそ、ライフスタイルや使用目的に合わせてお気に入りのものを選んでみてください。


監修

工藤紀子
工藤紀子
小児科専門医・医学博士。2児の母。
長男をアメリカで出産。海外での育児経験をもとに「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、インスタグラムや講演を通じて子育て中の家族や子どもたちに向けてアドバイスを行なっている。

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