【歯科医監修】歯がためはいつから?効果・選び方と注意点

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コラム

歯がためはいつから?効果・選び方と注意点【歯科医監修】01
赤ちゃんが生後3ヶ月〜4ヶ月頃になり、何でもお口に入れるようになると「そろそろ歯がための出番?」と気になりますよね。また、理由もなくぐずったりよだれが増えたりする「歯ぐずり」に悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。
歯がため(歯固め)は、単なるおもちゃではなく、赤ちゃんの歯や手指の成長や「食べる準備(咀嚼)」をサポートする大切な知育玩具です。
本記事では、歯科医監修のもと、使い始めるタイミングや驚きのメリット、失敗しない選び方を徹底解説!さらに「赤ちゃんが噛まない・嫌がる」といったリアルな育児のお悩みへの対処法まで網羅してお届けします。

歯がためはいつから?効果・選び方と注意点【歯科医監修】02

1.歯がためはいつからいつまで?(開始と卒業の目安)

①始め時のサイン(生後3ヶ月〜6ヶ月頃)
  • ・よだれの量が急に増えてきた
  • ・自分の手や指、おもちゃを激しく噛むようになった
  • ・理由もなくぐずぐずしたり、不機嫌(歯ぐずり)になったりする
②卒業はいつまで?(1歳半前後が目安)

赤ちゃんの歯はおよそ生後半年頃から生え始めます。そして1歳半頃が生え終わりの時期になりますので、個人差はありますが大体その頃が自然な卒業の目安になります。奥歯が生えると噛む力が強くなり、素材を噛みちぎってしまうリスクが高まるため、徐々に手放せるよう促していきましょう。

2.おしゃぶりとの違いは?

よくある疑問ですが、目的が全く異なります。
おしゃぶり:
お母さんのお乳を吸うように、おしゃぶりを吸うことで赤ちゃんを「安心させる・落ち着かせる」ためのもの。
歯がため:
噛むことで「歯ぐきのむずがゆさを解消し、あごを発達させる」ためのもの。 目的が違うため、時期や赤ちゃんの様子に合わせて併用しても問題ありません。

3.歯科医も推奨!歯がためがもたらす3つの効果・メリット

①【歯ぐきの血行促進】健康な歯肉や歯を育てる

歯がためなどある程度の硬さのものを噛むことにより、歯ぐきに刺激を与え血行を促進し、健康な歯肉や歯を育てる基礎づくりになります。 また、赤ちゃんを悪い菌やウイルスから守ってくれる唾液分泌の促進にもつながります。 健康な歯のために、歯がためを噛んで歯ぐきを適度に刺激しましょう。

②【舌の筋肉を鍛える】風邪やインフルエンザにつながりやすい口呼吸を防ぐ

近年、お口がポカンと開いたままのお子さまが増えています。 舌の力が弱いことで舌の位置が下がり、口呼吸の原因になることがあります。口呼吸には、虫歯や歯周病になりやすい、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる、歯並びが悪くなるなどに繋がりやすいといったデメリットがあります。歯がためを噛む動きの中で、乳児期から舌の筋肉が鍛えられ、正しい鼻呼吸をする癖づけが期待できます。

③【口周りの筋肉の発達促進】発声・発語、食べる力を育てる

歯がためで口を動かすことで、舌だけでなく、口や唇・口周りの筋肉の発達も促します。それらの筋肉の発達は、発語や正しい発音に重要な役割を果たし、また食べ物を噛む力や飲み込む力にも影響を与えます。 積極的に口を動かすことで、発声・発語、食べる力を育てることが期待できます。

4.失敗しない!歯がための正しい選び方3つのポイント

①「のど突き防止」の安全形状

口の奥に入りすぎない形状や、顔などに当たってしまった時にケガしにくい素材、形状のものを選びましょう。

②安心安全の素材

高い安全性、耐久性からベビー用品によく使われているシリコーンゴム製の歯がためがおすすめです。

③お手入れ(消毒)のしやすさ

歯がためは赤ちゃんの口に入れるものなので、常に清潔にしておきましょう。 煮沸やレンジ消毒、薬液消毒などで、簡単にお手入れできるものが便利です。

5.歯がためを使う際の注意点

①必ず見守る

歯がためを使う時は、必ず大人がそばで見守りましょう。ケガをしにくいものを選ぶのはもちろんですが、赤ちゃんは思わぬ動きをして、ケガをする恐れがあるので注意しましょう。

②赤ちゃんのタイミングで使う

赤ちゃんが欲しがるタイミングで大丈夫です。歯がためを欲しがる時期は、見守りながら赤ちゃんのペースに合わせて使わせてあげましょう。

③こまめにお手入れする

赤ちゃんの口に入れて使うものなので、常に清潔にしておきましょう。メーカーが推奨している方法を確認し、正しくお手入れしましょう。

赤ちゃんが歯がためを「噛まない」「嫌がる」ときの3つの原因と対策

せっかく買っても赤ちゃんが遊んでくれない時、以下の方法を試してみてください。

①素材や硬さが好みに合っていない

プラスチックが硬すぎて嫌がる場合はラバー製に、逆に柔らかすぎて物足りない場合は少し硬めのものに変えてみると、急に噛み始めることがあります。

②冷やして刺激を変えてみる

歯ぐきの腫れや痛みが強い時、歯がためを少し冷蔵庫で冷やしてから与えると、ひんやりとして気持ちよく、喜んで噛むケースがあります(※凍らせるのはNGです)。症状、腫れがある場合は嚙み過ぎると炎症がひどくなることもありますので、歯科医師にも相談しましょう。​

③ママ・パパが噛む真似を見せてあげる

使い方が分からないだけのこともあるため、「カミカミ、楽しいよ」と目の前で大人が使う真似をして見せてあげると、興味を持つようになります。

まとめ

歯がためは、赤ちゃんの歯の生え始めのむずがゆさや不快感を和らげる効果があります。生え始めた歯を支える土台となっていく歯ぐきも丈夫にします。また、鼻呼吸を促したり発声・発語、食べる力を育てたりする口や唇・舌・口周りの筋肉を鍛えてくれます。
乳児期から歯がためで口育してみませんか。

監修者

コラム筆者アイコン
清水百合先生
  • 日本元気キレイ医歯学研究所 代表
  • 六本木しみず歯科 院長
  • (一社)オーラルビューティフード協会 代表理事
歯科医師で料理食育研究家、アーティストとしても長年活躍し、臨床治療に五感・衣食住全般のアドバイスを加えたトータルヘルシービューティな予防医療を目指す。複数の医療学会や団体の常任理事、さらに食品やコスメ、健康医療分野の企業の商品開発や企画の監修、顧問等も多数務める。 学会講演や歯科業界内外でのセミナー講師、クリニックや店舗のプロデュース、著名人達とのトークショー出演やMC等、TV・ラジオ等メディア出演、著書、コラム執筆など幅広く活躍。

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