もうすぐ「七夕」ですね。願いごとを書いた短冊をつけた笹をイベントや保育園で見かけます。七夕祭りやイベントを実施する施設も多く、みなさんにとってなじみがある日ではないでしょうか。
七夕ってなに?子どもへの伝え方
七夕は、昔、中国から日本に伝わってきた七夕伝説や裁縫の上達を願う行事などが由来とされています。日本では織姫さまと彦星さまの一年に一度の逢瀬の日として語りつがれているところが多いですね。天の川を渡って会うことを許されているという言い伝えから、晴れた星空を見上げながら「今日はきっと逢えたね」、あるいは曇りや雨の時は「無事逢えたかなあ」といった会話をお子さまと楽しむのはいかがでしょうか。
この時期は日本では梅雨の時期なので実は雨のことが多いですよね。一説には、雨でも、“かささぎ”が二人の逢瀬のために翼を広げて橋を作ってくれるから大丈夫というお話もあるのだとか。いろんな説のお話だけではなく、お子さまと一緒に想像をふくらませるのも良いですね。
七夕の習慣のあれこれ
どうして短冊にお願いごとを書くの?
はた織りが上手な織姫と同じように手芸が上手になるようにとお願いしたこところから始まり、手習いや芸事の上達をお願いするようになっていったとか。今では、手習いや芸事に限らず「〇〇さんと会えますように」「〇〇が手に入りますように」「〇〇さんが元気になりますように」と老若男女いろんな願い事が書かれた短冊飾りを見かけます。
なぜ笹や竹に飾るの?
笹や竹は神聖なものとして、古くから神事によく使われているようです。生命力もあり、ぐんぐんと成長する姿にお願いごとを託す意味もあったのではないでしょうか。さらに笹の葉には抗菌効果があり、古くからお供え物の下に敷く習慣もあったとか。
子どもと一緒に楽しもう
短冊の願いごとを書いてみよう
「今年は何をお願いする?」とお子さまと一緒にその時の想いを言葉と文字にして表すことから始めてみるのはいかがですか。お子さまの意外な願いごとや成長を感じる言葉が聞けるかもしれません。また、ママやパパ、ご家族の想いを知るきっかけにもなります。ぜひ、表現してみてください。
夜空を見上げてみよう
夜空をじっくりみる良い機会です。織姫と彦星を想像しながらのお話から、星座のお話、短冊に書いた願いごとのお話までゆったりお話ししてみましょう。
七夕に楽しむメニュー
七夕ちなんだ食べ物としては“そうめん”がよく聞かれます。中国が無病息災を願って7月7日頃に食べたとか。そうめんを天の川に見たてオクラでお星さまの飾りを表現するのはいかがでしょうか。蒸し暑い時期ですので、さっぱりのどごしが良いそうめんはおすすめです。
お子さまと一緒に楽しむ 七夕メニューのご紹介
まとめ
毎年、願いごとの短冊が鈴なりでその重さで枝がしなっている笹飾りを見かけてうれしくなります。今年は何をお願いしようかな、みんなは何をお願いしているのかな、とワクワクします。願いごとを想い描くことで、その願いごとが叶った状況を思い浮かべますよね。
七夕当日の天気を気にして、空を見上げたりするのも楽しみのひとつ。ぜひ、ご家族で楽しんでみてください。